[SOUND WARRIOR(サウンドウォーリア)/SW-HP300]機材紹介
RED IGUANA STUDIOでは気になった機材や導入した機材の紹介(レビュー)を書かせて頂いております。
レビューを行って欲しい機材リクエストなどございましたらお気軽にお問い合わせください。
サイトの方の記事も書くのも久しぶりになってしまい申し訳ございません。今年は新型ウイルスなど色々とございますが皆様は如何お過ごしでしょうか?当スタジオの方はウイルス対策に気をつけながらも忙しくさせて頂いておりました!
明るい話題が少ない世の中ですが私が待ちに待っておりましたSOUND WARRIOR[城下工業](https://soundwarrior.jp/)から新しいヘッドフォンが発売になりました!早速お借りする事が出来ましたので視聴をさせて頂きレビューを書かせて頂きます!
前回の記事でも触れましたが私とSOUND WARRIORのヘッドフォンとの出会いは20年ほど前になります。音質の良さ、プロの現場に耐えられる耐久性などとても気に入り以降私のメインのヘッドフォンとしてずっと愛用させて頂いております。レコーディングなど音声処理に携わる物としてメインヘッドフォンやモニタースピーカーを決定するという事は数々の条件クリアしなければ決める事が出来ないと思いますがその中でずっと私の仕事を支えてくれるヘッドフォンをリリースしてくれているSOUND WARRIORのヘッドフォンにはとても感謝をしております。
前回の記事ではSOUND WARRIOR初のセミオープンタイプのヘッドフォン[SW-HP100]のレビューを書かせて頂きましたが、今回発売されたのはセミオープンタイプ[SW-HP100]のフラッグシップモデルのヘッドフォンになります。[SW-HP100]はリスニング用としてとても好印象なヘッドフォンでしたが更にそのフラッグシップモデルという事で届いてからワクワクが止まりませんでした。
見た目につきましては歴代のSOUND WARRIORさんの流れを受け継いでいてシンプルで機能的です。そろそろニューデザインも見てみたい所ですが使いやすい道具という物はシンプルさが必要なのかもしれません。ホワイトモデルとかカッコいいかもですね!(仕事では目立ちすぎて使いにくですが…笑)
構造は頭全体で重量を分散するタイプとなっており、非常に軽く感じ長時間の使用でも耳への負担がとても少ない構造となっております。私がヘッドフォンを選ぶ時にとても重要視している部分なのですが耳にかかる圧力が強いヘッドフォンは遮音性などに関しては有利な部分もあるかと思うのですが長時間使用する事の多い私にとっては耳へかかる圧力が原因で徐々に耳が発熱しそれだけでも段々サウンドの聞こえ方が変わってきてしまいます。
今回のSW-HP300ではイヤーパッド部分は歴代のSOUND WARRIORさんものとは材質が変更になっております!手触りも上質・滑らかになり中のスポンジも低反発素材ぽい?ゆっくりと戻る感じの素材に変更されております。形状自体は今までのものと変更がありませんので交換パーツで売られているSW-HP10s/20用イヤーパッドは交換可能かと思われます。SW-HP300のイヤーパッド単品につきましては販売されている所を見つける事が出来ませんでしたので是非交換パーツのみの販売もお願いします!
従来のイヤーパッドの交換部品が必要な方は下記の URLから購入が出来ます。
SOUND WARRIOR ( サウンドウォーリア ) / SW-HP10s/20用イヤーパッド
ケーブル関係は従来通りの脱着交換可能な両側出しタイプとなります。ノーマル状態でΦ3.5mmステレオミニプラグ接続コードとなっております!Φ6.3mmステレオ標準ジャック用変換アダプターが付属しておりますので接続に困る事は無いかと思いますが私は標準ジャック意外は使わないのでオプションで標準ジャックのケーブルも作ってください!ハードに扱うので変換が抜けてしまいます…(懇願)通常のリスニング目的であれば問題は無いと思われます。こちらのケーブルの方も嬉しい事に交換パーツがございますのでリンクを貼らせて頂きます。
SOUND WARRIOR ( サウンドウォーリア ) / SW-HP20/HP100/HP300用3.5mmステレオミニコード【SWA-HP20-35】
外観などで大分長くなってしまいましたが肝心のサウンドの方をチェックしていこうかと思います。今回の比較対象はSOUND WARRIOR SW-HP100をメインに視聴比較をさせて頂きました!SW-HP100とSW-HP300を比較しての第一印象はSW-HP300は音の重量感がかなりあります。重いです。かなり重いです。ミッドからローへの滑らかな繋がりは飾る事無くとても心地が良いサウンドとなっております。第一印象でSW-HP100は抜けの良い明るい派手なサウンドに感じるのですがそれはミッドを少し抑えめにチューニングをされているためと思われます。対してSW-HP300はハイは無駄に出る事なくそのままローへ流れていくそんなイメージのサウンドでした。最近の流行な音圧の高いサウンドを聞いたりライトな感覚で音楽を楽しみたい方はSW-HP100が良い選択になるかと思いますが、
ダイナミクスの高い古い音源やレコード、クラシックなどの重厚なサウンドをゆったりと時間をかけて聞くにはSW-HP300はとても合うのではないでしょうか?そのダイナミクスもきちんとレスポンスをしてくれるそんなサウンドだと私は感じました。長時間のリスニングで疲れにくいサウンドはSW-HP300だと思います。両ヘッドフォンともポテンシャルは高くセミオープンらしい開放感のある特徴が良く出ております。是非、気になる方はSW-HP100とSW-HP300の聞き比べをおすすめ致します!当スタジオにもお借りしておりますのでお声をかけて頂ければ視聴して頂けます!お気軽にどうぞ。
SW-HP20/SW-HP10/SW-HP100/SW-HP300
特 徴(メーカーサイト抜粋)
< SW-HP300/仕様 >
- ヘッドホン
- 形式:セミオープン・エアー・ダイナミック型
- ドライバーユニット:外径Φ40mm
- インピーダンス:40Ω/1kHz
- 周波数特性:10~35,000Hz
- 最大入力:150mW
- 出力音圧レベル:102dB/1kHz,1mW
- 重量:約230g(本体のみ)
- シェル素材:ナイロン樹脂
- プラグ形状(ケーブル着脱部):Φ2.5mmモノラルミニジャック×2(L/R)
- 付属品:Φ3.5mmステレオミニプラグ接続コード(長さ2.5m)×1、Φ6.3mmステレオ標準ジャック用変換アダプター×1
- 保証期間:ご購入日より1年間
- 価格:22,000円+消費税(メーカー標準価格)
- 生産国:日本
< SW-HP100/仕様 >
- ヘッドホン
- 形式:セミオープン・エアー・ダイナミック型
- ドライバーユニット:外径Φ40mm
- インピーダンス:38Ω/1kHz
- 周波数特性:10~35,000Hz
- 最大入力:150mW
- 出力音圧レベル:98dB/1kHz,1mW
- 重量:約220g(本体のみ)
- シェル素材:ナイロン樹脂
- プラグ形状(ケーブル着脱部):Φ2.5mmモノラルミニジャック×2(L/R)
- 付属品:Φ3.5mmステレオミニプラグ接続コード(長さ2.5m)×1、Φ6.3mmステレオ標準ジャック用変換アダプター×1
- 保証期間:ご購入日より1年間
- 価格:17,500円+消費税(メーカー標準価格)
- 生産国:日本
ご購入は下記のURLから可能となっております。
SHiROSHiTA Direct
サウンドハウス
また、当方で撮影している写真はどのように撮影しているのかとご質問がございましたので撮影風景の写真を載せさせて頂きます。この記事 TOPで撮影した写真は上から糸でヘッドフォンを吊り下げストロボは1灯ソフトボックスを使い撮影をしております。ヘッドフォンの撮影は形状が複雑で見せたい箇所も多くとても難しいですね!それではまたご質問等ございましたらお気軽にお寄せください。
※その他機材などは下記の機材リストからご覧頂けます。